かき氷食べるならここ!
⑥「hifumiと瑠庵」

2018.03.30
日本中、いや世界中のかき氷を年間500杯も食べ歩く大野美和さん。そんな達人にかき氷の魅力を聞いたインタビューは、かき氷好きの方にはもちろん、スイーツ好きの方からも「かき氷の見方ががらっと変わった!」「奥が深すぎる‼︎」と絶賛の声をいただきました。この記事がきっかけで大野さんにはラジオ局から出演のオファーまで舞い込みました。

そんな達人がおすすめする、お店を教えていただく連載「かき氷食べるならここ!」。
今回教えてもらったお店は……。

大野美和(おおの・みわ)さん
編集者。1976年生まれ。高知県出身。中央大学卒。出版社アスキーを経て、現在は辞書の編集をしている。趣味は旅行と食べること。

北海道旭川「hifumi(ひふみ)」と沖縄「瑠庵(るあん)」の素敵なひみつ

北海道・旭川の「hifumi」と沖縄の「瑠庵」は、ともに湘南の「埜庵」 で修行をした兄弟店。マニア的には「そんな北の端と南の端に・・・!」とおどろき震えたものです(自分が行くの大変だから)。

「埜庵」の清楚でさっぱりしたかき氷を踏襲しながらも、その場所独自の路線を開拓しているNEXT名店です。

「hifumi」は、「ハスカップ(季節限定)」という北海道特有のベリーを使ったシロップやお店を始めて一番最初に作ったオリジナルの「四万十文旦(季節限定)」など、氷が美味しくなる酸味やほろ苦さを活かした一杯が味わえます。店内のインテリアや器は暖かくて無駄がなくシンプル。ほっと気持ちがほぐれる空間でした。

hifumi/ハスカップといちご(ミニサイズ/こどもや2杯目以降のみ可)
hifumi/Wぶどう

「瑠庵」は沖縄特有の「ぜんざい(お汁粉みたいなのとはまた別、甘く煮た金時豆に氷がかぶさっているもの)」や、すっきりとした香りと甘さが美味しい「ライチ(季節限定)」など、口に入れるとオオッと声がもれる美味しさ。
高い天井でひんやりした空気も気持ちよかったな~。ここに住みたいとひそかに思いました。

瑠庵/キャラメルみるくにぜんざい
瑠庵/ライチ

冬はマイナス20度、極寒の旭川で「年中かき氷…」という「hifumi」も男気がありすぎて衝撃ですが、簡単そうに思える沖縄だってすごくハードルが高い! 
「300円以上のかき氷なんてないない!」というのが、かき氷が根付いている沖縄の常識。700円800円の金額で、車がないとたどり着けない場所にお店を作った「瑠庵」。どちらも「埜庵」に負けず劣らず、開拓者だと思います。

夏は両店共に大行列。
冬こそ! 心ゆくまで良さを味わえます。

ちなみに冬の店内は暖かい暖房が入っていますので、寒いんじゃないかという心配ご無用なのです。

[紹介したお店]
瑠庵+島色
沖縄県うるま市与那城桃原428-2
050-3716-4282
11:00〜17:00(L.O.)
火水休み(7〜9月は水休み)不定休あり

hifumi
北海道旭川市5条通10丁目952 朝日プラザ旭川5条通1F
0166-24-7324
11:00~18:00(L.O.)
不定休 季節によって時間、休みに変動あり
※FacebookやTwitterで営業時間を確認してご訪問くだい

写真/文 大野美和
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こちらの記事もどうぞ!

冬こそ、かき氷!【インタビュー・前編】
冬こそ、かき氷!【インタビュー・後編】
かき氷食べるならここ!
①氷界の開拓者「埜庵」
かき氷食べるならここ!
②挑戦者!「慈げん」
かき氷食べるならここ!
③「天文館むじゃき」
かき氷食べるならここ!
④「ほうせき箱」
かき氷食べるならここ!
⑤「食堂 八」